プロップトレーディングの世界が拡大する中で、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNSには、次々と「ファンド付きトレーダー」を名乗る人物が現れています。
本物のトレーダーもいる一方で、実態はマーケターや俳優、あるいは詐欺師で、プロップファームのチャレンジ販売やシグナル、コースの販売を目的とした“偽トレーダー”も増加中。
では、どうすれば本物と偽物を見分けられるのか?以下にチェックすべき“赤信号”を紹介します。
支払い画面やダッシュボードのスクリーンショットが投稿されていても、日付、会社名、トレーダーIDなどの肝心な情報が隠れていたら要注意。透明性こそ信頼の鍵。曖昧な投稿は疑ってかかるべきです。
本物のトレーダーは、MyFXBook や TraderSync のリンク、トレード履歴、長期的な成績レポートを共有しています。突然大きな利益だけを投稿するようなアカウントは、慎重に見ましょう。
「3日で10万ドル 🚀🌟🥇」や「信じれば叶う 🙏」といった投稿ばかりなら、それは中身よりも“盛り”が勝っている可能性があります。本物のトレーダーは、派手な演出よりも現実的なプロセスを語るものです。
「ファンド付き」を名乗るアカウントが、コース、Discordグループ、特定プロップファームの割引コードなどを売り込んでいる場合、収益の目的はトレードではなくマーケティングかもしれません。
「25万ドルの出金実績あり」と言っていても、証明が一切ない場合は要警戒。出金履歴、取引記録、プロップファームの公式認証などがあれば安心材料になります。
最近の内部告発によると、一部のプロップファームはインフルエンサー向けに“ダミー”のアカウントを提供しているとのこと。これらは実際の資金ではなく、ソーシャル用の見栄えの良いデータにすぎません。
本物のトレーダーには、実のある議論やフィードバックが集まります。対して偽アカウントのコメント欄には、「最高だ兄貴!💥💪🚀」のような、内容のない賛辞だけが並ぶことが多いです。
全員が詐欺師ではありませんが、全員が本物というわけでもありません。利益の数字に惑わされず、プロセスの透明性と一貫した実績を重視してください。
PropInsiderでは今後も、こうした不正行為を暴き、真摯に取り組むリアルトレーダーの声を届けていきます。