
Tradu、Salt Edgeと提携しPSD2準拠とリアルタイム入金を実現
Jefferies傘下のStratos Groupが運営する取引プラットフォーム「Tradu」は、欧州のPSD2規制に準拠するため、オープンバンキング・プロバイダーのSalt Edgeと提携しました。この連携により、ヨーロッパ全域のトレーダーに向けて、リアルタイムの入金と強化されたセキュリティが提供されます。
統合による主なメリット:
- EUおよびUKのPSD2完全準拠
- 安全な顧客認証(SCA)
- 銀行レベルの不正対策
- オープンバンキングによる即時入金機能
- 20か国以上の500以上の金融機関と接続可能
Traduは現在、Payment Initiation Services(PIS)の最終導入段階にあり、トレーダーがカードを使わず、遅延や外部ページへのリダイレクトなしで直接入金できるようになります。
TraduのプロダクトディレクターであるTomasz Stupnicki氏は次のように述べています:
「セキュリティと規制準拠は当社のサービスの中核です。この統合は、トレーダーが求めるシームレスな体験を提供するための鍵となります。」
PropInsiderの見解:
PSD2準拠は、単なる法的義務ではなく、欧州市場での信頼性・利便性の向上につながります。Traduの動きは、他のマルチアセットプロバイダーにも近代的な決済対応の必要性を突きつけるものです。今後もPropInsiderは、規制市場における資金調達や取引体験を左右するインフラの進化に注目していきます。